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![]() ブルガリアのバラと暮らし
〜春、渓谷はバラの香りにあふれて〜 ブルガリアのバラは、花香の女王といわれ世界でも最高の香りを誇っています。 その産地は〈バラの渓谷〉と呼ばれるアジア・バルカン地帯で、特にカザンラク地方とカーロボ地方はブルガリアのローズオイルの80%以上を生産しています。 その理由は、バラの栽培とローズオイルの生成に最適な気候風土です。 その気温は10度くらい、2月頃につぼみがつき、5月から6月にバラ摘みの時期を迎えます。 土は軽いえび茶色で水はけが良く、水はオイル抽出に最適なカルシウム塩の少ない軟水です。 そして、清涼な山の日中の湿った空気が夜の谷に降りてきて、香料のための類まれなるバラを育てるのです。
バラの渓谷では、春と愛とバラの花は、谷の一番美しい時、一度にやってきます。
冬が終わりバラの花が咲く頃、育まれた愛が実り、花からローズオイルを作り、バラ祭りが開催されます。
バラ祭りでは、鮮やかな刺繍の民族衣装を着た若い男女が踊り、バラの香りのケーキとローズワインがふるまわれ、体を清めるためのローズウォーターが回されます。
バラの渓谷に住む人々は、バラの女神が地球の愛の楽園としてバラの谷を見いだしているのです。
ブルガリアでは、広く人々の暮らしにバラが息づいています。
例えば、朝はローズジャムで始まります。
ローズジャムを食べれば一日中元気でいられると信じ、百年も前から、この地を訪れる旅人にもふるまわれてきました。
また、ローズブランデーも独特の味と香りで有名です。
小さなカップで食前酒として飲んだり、消化を助ける飲み物としても愛用されています。
その他、刺繍、編み物、カーペットやテーブルクロス、木彫りやアクセサリーにも多彩なバラがちりばめられています。
味と香りと見た目の美しさで心を癒してくれるバラは、ブルガリア人の生活そのものかもしれません。![]() 《ROSE DOLINA パンフレットより》
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